2007年10月

2007年10月31日

宝くじは庶民の夢。そんなものまで。。。

◆景気の回復と言いながらも実感できない昨今。少しばかりの賃上げも、公共料金値上げや定率減税の廃止などで吸い上げられてしまい、家計に明るい話題は見当たりません。せめて夢を見ようとサマージャンボ宝くじ・・・庶民のささやかな楽しみ。

◆サマージャンボは「市町村振興くじ」といい、収益金(つまり皆さんがすった金)は自治体の各種事業などに使うということになっています。水戸市の厳しい財政状況の一助として活用されている・・・そう思っていました。ところが、調べてみたら、そうではないことがわかりました。納得がいきません。

◆水戸市には書類上毎年2千万円強、これまで総額で3.6億円程度の分配金があったことになっています。しかし、このお金は一銭たりとも水戸市の財布には入っていません。都道府県単位に設置されている(財)市町村振興協会に会費として全額吸い上げられ、そこにプールされています。市はその資金から借金をし、そして利子まで払う仕組みになっています。その積みあがったプール金が茨城県で70億円にものぼります。

◆本来、市の財布に入るべきお金が他の組織にいっていて、そこに利子を払う。これは本当におかしい。自治体の財政厳しいこの時代に、直接交付すればどれだけ喜ばれるか。何故、この仕組みが必要なのか?ましてや全国市町村振興協会には総務省のOBがズラリ。ということは?庶民の夢も彼らの食い物か?

◆9月議会で始めてこの問題をつきました。他の議員さんも目を丸くされ僕の主張に賛同の声をたくさんいただきました。今後も追求を続けます。

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2007年10月29日

自転車シティ構想

僕たちが05年にまとめた水戸青年会議所の
「水戸未来ビジョン」。

知的でアートなスローソサエティ。
人間らしく、自分らしく、生きる質を追求する水戸生活。

をテーマにした具体的なまちづくりの提言なのですが、
そのなかのひとつの目玉が「自転車シティ構想」です。
まさに、自転車を水戸生活を楽しむおしゃれで楽しい
ツールと位置づけようと言う発想です。

水戸の街には桜川、沢渡川、逆川と素敵な水辺環境があり
その延長線上に住宅地を形成しています。
そしてそれらの川は市の中心にある千波湖で繋がります。
偕楽園、弘道館といった水戸の観光資源や中心市街地は
この千波湖から馬の背台地を上がったところに位置します。

つまり、家族でサイクリング感覚で仲良く、週末の街にでること
観光客の方々が水辺環境を眺めながら名所をまわること
自動車からは見えない魅力を発見すること

そういう街の楽しみ方を提言したものです。

もひとつ、環境問題の側面もあります。
水戸市は一人当たりのCO2排出量が全国の県庁所在地で
ワースト1位と言う不名誉な事実があります。
これは、確かに残念なことなのですが逆転の発想で
ワースト1位から脱出への挑戦の物語を書き綴っていく
ためのツールとしても使えるのではと言う思いも
こめられています。

28日(日)は、その提言イベントが開催されました。

僕もメンバーの一員として実現するために、関係機関を
奔走したのですが、動けば動くほど実際は
この水戸は自転車を走らせづらい街であることを認識しました。

自転車タクシーを走らせたくとも、
公安規則の改定が全国よりも遅れていること
自転車通行帯の整備不足や道路の狭隘、
バリアとなっている道路の段差・・・。

これらの障壁を越えて、自転車の似合う街を
実現していきたいと強く思います。

たかが自転車、されど自転車。

自転車のまちづくりは、なかなか理解が進みません。
そんなことで何が変わるのかと言われることもあります。

でもこれって、まちづくりや政治に対する
考え方や姿勢をはかるのに結構いい物差しになる
テーマではないかなと思っています。

最近では、国交省の若手政策マンのおかげで
推進策や具体的な助成金の制度等も準備をされている
ようで、全国の仲間たちからこれらの情報が
集まってきています。

自転車まちづくり宣言を水戸市は今こそと
思っています。

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自転車でGO! 魅力発見、環境もグー 
2007年10月29日朝日新聞朝刊

 自転車で街巡りを楽しんでみませんか――。県内で初めて自転車タクシー「ベロタクシー」の試乗や、市内の名所を自転車でめぐるスタンプラリーなどを行うイベント「ちゃりんこフェスティバル」が28日、水戸市中心部で開かれた。主催者は自転車による街づくりと、温暖化問題への意識向上を狙った。


 水戸市泉町1丁目の京成百貨店前がベロタクシーの乗り場だ。黄色い流線形のおしゃれな車体に親子連れが乗り込む。こぐのは専属のドライバーで、同百貨店の周辺約500メートルを数分で1周した。ひたちなか市から来た大越文子さん(38)、紀香さん(8)親子は「ゆっくり走るので周りもよく見えて楽しいし、気持ちがいい」と大満足の様子だった。


 ベロタクシーの運行には県の道路交通法施行細則の改正が必要で、県内での営業は認められておらず、イベントでは無料だった。東京や横浜などの観光地では初乗り300円で営業されている。


 主催した水戸青年会議所(JC)とまちづくり室平成弘道館委員会は、05年にまとめた「水戸未来ビジョン」で、街づくりに自転車をいかすことを提案していた。今回はその実践だ。


 鈴木裕治JC理事長は「水戸は弘道館や水戸芸術館、偕楽園、千波湖など文化施設やまとまった自然が比較的近距離に点在している。自転車はそれらを結ぶには絶好のツール」と理由を話す。今回はこれらのポイントを回る1周8キロのスタンプラリーも催した。


 地球温暖化問題も見過ごせない。国立環境研究所の調査によると、水戸市の一人あたりの二酸化炭素(CO2)排出量(99年、運輸部門)は1・4トン。全国の県庁所在地の中でワースト1で、最も少ない東京都区部の2・7倍にもなる。


 鈴木理事長は「全国で最もCO2を出している水戸市だからこそ、自転車利用を拡大する意義がある」と話す。

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2007年10月26日

新婚旅行で考えた。

遅ればせながら
15日から22日の一週間新婚旅行というものに
いってまいりました。

結婚したの今年の元旦ですから10ヶ月以上も
待たせての義務を果たした
ということになります。。。

今年は自分の二期目の選挙もありましたので
妻には本当に迷惑かけっぱなしです。

今回の旅行は最近の新婚旅行の定番コース
ドイツ、スイス、フランス。

世界遺産のモンサンミッシェル

ロマンチック街道のハイデルブルグ
ローデンブルグ、ノイシュバンシュタイン城

アルプスの名峰マッターホルン

毎日毎日睡眠時間4時間程度、
バスに揺られること10時間程度という強行
スケジュールの中よいたびを続けられました。

その中でもっとも印象深いのは実はヨーロッパ諸国の
労働環境の良さというか、強固さというか。。。

フランス国内は年金制度をめぐったストライキに突入。
おかげで公共交通が完全に麻痺し、TJVで3時間だったはずの
ジュネーブ-パリ間が9時間のバスの旅。1日が移動に費やされ
パリの自由行動はまったくなくなってしまいました。

これじゃたまらんと、夜中郊外のホテルを抜け出しパリ市内へ。
せめて全部見られる場所ということでエッフェル塔だけは登り、
凱旋門、ノートルダム寺院などなどは塔の上から肉眼で確認し
「あぁ、きたわ」と実感だけして終了。

シャンゼリゼ通りも歩けず、食事はチーズとハンバーガーを
ホテルで寂しく。。。んー、なんだかな。

行きは何とかなったのですが、帰りはストの影響で電車はなくなり
タクシーを拾ってなんとか帰還。英語もなかなか通じない運転手
さんでほんと、ちょっとした冒険でした。
でもまぁ、これもまたいい思い出。
むしろもう一度ゆっくり来ようと思わされましたね。

パリ・アルマ橋の事故現場に建つ記念碑「自由の炎」
The "Flame of Liberty"は印象深いものでした。
バスの中から見ただけだけれど。
ダイアナ妃が10年前に非業の死を遂げたその場所には
今でも多くの方が献花をしている様子で、僕自身も
訪れたい場所のひとつとなりました。

さて、そのEUおよびスイスなどの諸国の労働環境の話ですが、
労働時間に関する使用者側への規制はかなり強固で
週35時間労働をベースに1日の決められた時間以上は
バスの運転手もハンドルを握ることができない、
あるいはバス自体がエンジンさえかからなくなる仕様に
なっているものもあるとのことでした。
観光地についても運転手から片言日本語で「早く、早く」と
ぶっきらぼうに急かされるのはそのためですね。
なんていってもハードスケジュールですから。

長期の有給休暇の取得も法律によって義務付けられている
ということで、きっちりとる。それを認める職場環境がある。
まさに休暇、余暇、家族時間を労働者が有効に使えるという
ことによって、消費活動、経済が循環しているように思えました。


一緒に旅をした人は、ほかに新婚旅行が一組
すでにしごとをおえられたシニアのご夫婦と学生カップル
そして残りは「転職するので有給消化」とか「仕事やめちゃって」
とか、「旦那は休みが取れないのでお母さんと」
といったよっぽどの覚悟とか事情があって参加した同世代の方々。
職を持つ現役世代が家族と旅に出るとは本当に困難なのが
日本の社会です。

時間の豊かさがない限り、いくらお金があっても
豊かな人生は送れないよ。。。。そんなメッセージが
聞こえてきます。

バスでの移動時間が長い分、普段は考えないようなことを
いろいろと思考できた、いい時間がすごせたと
思います。


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2007年10月12日

農業が変わる!

水戸の企業がグッドデザイン賞を受賞!
それも、「農業生産法人」!!

先週こんなニュースが飛び込んできた。
ということで、
今日はラジオのゲストでその社長におこしいただいた。

有限会社 水戸菜園の後藤典夫さん。
脱サラで土地を借りて農業を始めたお方。僕自身も
いろいろな機会でご一緒させていただいているお方。

何で農業をはじめられたのですかという質問に

「食いしん坊だったから」

でも、農業って一子相伝的で土地を持っていないと始まらない
ノウハウも得られない、何からはじめればいいんですかと聞くと

「種をまくことです」

と飄々と応えられる。うーん、なんとも示唆に飛んだお言葉だ。

農業はいま、物を作れば作るほど経費がかさみ、値が崩れ…という
悪循環にある。その結果、後継者不足の状態に陥っている。
その一方で、若年層の中には昨今のLOHASブームもあり
農業に従事したいが、そのきっかけがつかめないというニーズもある。
要するに、マッチングと伝承システムの課題だ。
後藤さんのような新規就農の成功事例を地域として積み重ねていくことが
地域農業の後継者問題への切り札だ。

後藤さんの農業のキーワードはきちんと食べられる農業。
農業従事者が当然自立して生活のできる生産スタイルを目指している。
その農業とは何かといえば「輸入野菜」への挑戦。
「わざわざ輸入をするぐらい、消費者がほしがっているということです。
 マーケティング分析ですよ!」と。
そんな後藤さんはパプリカ、ベビーリーフといった最近日本に入ってきた
野菜に力を入れている。

今回のグッドデザイン賞はこれ。

48396be3.jpg


http://www.pattruss.com/←動画で観るパットラス。感動します。

http://www.g-mark.org/library/2007/award-tyusyou.html←グッドデザインのホームページ

http://www.g-mark.org/library/2007/jury/c01.html←審査員永井一史氏のコメント


パットラス。三角錐のなかに新鮮なベビーリーフがパックされている。
パッケージの真ん中から簡単にぱっくり開いて、外にこぼれない。
袋詰めと違い、空気のなかにやさしくリーフが包まれているといった
印象で、葉っぱの細胞が生き生きしているように感じる。
なんというか、野菜の生命力を感じるのだ。
そして、デザイン性、おしゃれ感覚。
東京あたりの高級デパートでも人気商品となっている。
特許もとってゆくゆくは世界進出も・・・考えているとのこと。

攻めの農業、ここにありだ。

茨城、水戸にとって農業は基幹産業だ。
農業の豊かさが、地域にじわりじわりと影響を与えてきたのが
私たちのふるさとの経済の成り立ちであったといってもいい。
農村地域の大きな農家の大きな長屋門がそのことを物語っている。
農業が茨城・水戸の経済のエンジンであるといえると思う。

そういった意味で農業をもう一度新しい産業に育てる必要がある。

「若年層の雇用の受け皿になりますかね?」という質問に

「間違いなく、農業はその受け皿になりえます。まずは種をまくことです。」

と応える後藤さんの力強さに敬服した今日のラジオでした。


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2007年10月10日

ひとづくりって凄い!

渾身の一作。あしたの学校。
6日の土曜日にプレスクールを開催しました。

心配していた人の入りも
当初30人程度の申し込みで、はてどうなることか
やるべきことはやったのに、なぜ伸びてこないのだ
まぁ、参加者が少なくても、今回の努力は将来につながると
勝手に自分を納得させていたのですが
ふたを開けたら120名強。これは凄い。
高校生、大学生、社会人、親子連れ、社会人も多様な職種。
まさに誰でも生徒、世代と立場を超えた学びあいの空間こそ
「あしたの学校」のコンセプト!
鳥肌が立ちました。
本当に関係していただいた皆様に感謝感謝です。

きんこんかんこーんという鐘の音。
きりーつ、れーい、ちゃくせーきの号令。
そして始まった3コマの授業。
そう、やりたかったことはこれなのです。

【1時間目は「どういきる科」。】

 僕の大学時代の友人鬼丸昌也くん(NGOテラルネッサンス)による
 少年兵と自分自身の活動に対する講義です。世界で起こっている
 悲しく、とてつもなくでかい事柄に、等身大でやれることを
 やり続けているその姿には感動さえ覚えます。

 愛の反対は無関心。無関心は「無観心・無感心・無関心」。
 「私たち」ではなく「私」の問題である

 という問題提起は
 次世代が生きていくうえで「行動しよう」という
 熱い思いをしっかりと伝えてくれるものでした。

 記念すべき1時間目を鬼丸君に任せてよかったなと。

【2時間目は「みとまちな科」。】

 担当は僕の高校時代の恩師でもある橘川栄作さん。
 地元茨城の陶芸家「板谷波山」の生涯をつづった
 映画「HAZAN」の仕掛け人。破天荒な元高校教師。

 映画をやるなんていうとてつもなくでかい夢をどう実現していったのか
 そしてその過程でみた、地元茨城の底力、資源。
 ふるさともなかなかいいとこあるじゃないかと
 再確認できる熱い話。
 
 そう、みとまちな科は地域に視座を置くことで
 大切なものを見直してもらえることがコンセプト。
 ばっちりです。

【3時間目は「よのな科」。】

 経済アナリストで日本中の経営者が師と仰ぐ藤原直哉さんを
 先生に迎え、21世紀の歩き方を講義いただきました。

 政治、経済、アメリカの現状などさまざまな示唆にとんだ
 現代分析をいただいたあとで、提示された一枚の写真。
 それは台風の大きな渦の写真でした。
 そしてもう一枚。快晴の景色。
 「台風はこういう快晴の中から生まれる。そして台風が
  去った後はまた快晴へと戻る。」
 「ニワトリが先か、卵が先か。どちらが先かわからないが
  間違いないことは突然変異が起こったということ。
  どちらの場合も親はニワトリではないのだから。
  トンビは鷹を生むのです・・・」
 無から有を生む。そこには意思が存在する。神の領域も
 科学が証明している
 ・・・身震いするような話でした。意思こそが社会を
 築く21世紀の作り方のお話でした。

3つの授業が終わった後は「あしたの学校」のプレゼン。
「あしたはもっと、たのもしい自分。
 あしたはきっと、たのしい水戸。」
「誰もが先生、誰もが生徒。」
「21世紀みとっぽの孵卵器たらん。」
あしたの学校は、受けたかった授業の受けられる学校。

市民の手作りの学校。
意思ある人々がひざをつき合わせ、走り回り
どんなカリキュラムがいいのか、どんな先生がいいのか
次世代に伝えたいことは何か。。。そんなことを議論しながら
作っていく学校です。 

終了後スタッフ参画希望者が20名近くもいらっしゃいました。
これはもう涙が出るほど嬉しいことです。
これからは、この仲間とともに具体的なプロジェクトを
スタートさせていきます。4月には本格始動したいものです。

もひとつ、終了後、
会場を提供していただいた常磐大学の学長さんから「ぜひ連携しましょう」
というお話をいただきました。NPOとなった暁にはカリキュラム策定や
インターンシステムの導入などともに議論をして協働しようと。
これも嬉しいおはなしではありませんか!

たくさんの期待をいただいています。
ますますがんばっていかなくては!

先日、鹿児島市を訪れました。
鹿児島といえば薩摩の地。
明治維新の時代に西郷隆盛、大久保利通、村田新八と
時代を切り開いた豪傑を生んだ地域です。彼らは年齢も
ほとんど変わらず、生家は半径100メートル程度の
同じ集落の出身です。薩摩には今でもその400年の伝統を
受け継いでいる郷中教育という独特のひとづくりの文化が
あります。先輩が後輩を指導するといういたってシンプルな
システムですが、そのシステムこそが「人物」を生み
「日本の夜明け」のエンジンであったのだと感動をして
帰ってまいりました。
(2度目の訪問でありました)
ひとづくりってものすごいことです。

あしたの学校、これからがいよいよ本番です。
水戸のエンジンに育て上げていきます。

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